【始めに】
シーズン16お疲れ様でした。
使用していた構築を紹介させて頂きます。
【使用構築】
【構築の経緯】
シーズン16がUSUM環境の最終シーズンと噂されていたので、愛着のあるラグラージを何がなんでも使いたかったところからスタート。
ところが通常の雨パを回してもあまりレートを伸ばすことが出来ず、これまでに積みを主体とした構築をあまり試していなかったので、せっかくだからチャレンジしてみようと有名な雨偽装の並びをそのまま試してみる事とした。
参考記事(掲載許可を頂いています)
雨偽装構築としてこれまでに実績を残している完成度の高い並びであるためレート1900くらいまでは特に変更を加える事無く到達出来たが、ボーマンダ軸()やガルランドに対する勝率を引き上げたいと考えてバシャーモをめざパ氷採用個体に変更したところ、環境に急増しているヌオー入りやドヒドイデ入りの受け構築がどうにもならなくなってしまった。
そこで選出パターンを上手く掴めず腐り気味になっていたテッカグヤを低速構築に対して選出するのみでアドバンテージを獲得出来るオニゴーリに変更して最終的な構築が完成した。
【構築のコンセプト】
・ステルスロック+欠伸や対面操作技を駆使して相手を消耗させつつ、積み技による全抜きを狙う。
・ラグラージは左上。
【個別紹介】
①ラグラージ@オボンの実
性格:図太い
特性:湿り気(激流推奨)
努力値:H236 B220 C4 D44 S4
技構成:熱湯、吠える、欠伸、ステルスロック
起点作成要因。配分はA特化ボーマンダの+1捨て身タックルを高乱数で耐える有名なやつ。
思っていたより固かったので物理ポケモン相手にはまず仕事が出来た。
特性は爆発を阻止してもあまり意味が無い上、熱湯のダメージ引き上げは馬鹿にならないと感じる場面が多かったので間違いなく湿り気より激流の方が良い。
②ペリッパー@突撃チョッキ
性格:冷静(S個体値0)
特性:雨降らし
努力値:H252 C118 D140
技構成:波乗り、暴風、冷凍ビーム、蜻蛉返り
いつもの。ラグラージがB耐久寄りならペリッパーはD耐久寄りの方が動きやすいだろうという安易な発想で起用。
悠長に舞ってくるボーマンダにヘイトを溜めていたので冷凍ビームを採用しているが、そこまで過剰に意識する必要はなくこれまで通り叩き落とすでよかったかなと思う。
レヒレが重い構築のためこのポケモンで強引に削ってからコケコやハッサムに繫ぐ動きが多かった。
ガルドを初手に投げられやすいので、Dを少し削ってCに割いた配分の方が動きやすかったと思う。
③カプ・コケコ@フェアリーZ
性格:臆病
特性:エレキメーカー
努力値:CS252 B4
技構成:十万ボルト、ボルトチェンジ、マジカルシャイン、瞑想
相手のコケコやアーゴヨンをフェアリーZで高乱数でワンパンしてくれる神ポケ。
コケコミラーもよく先行してくれた。
電気Zでなかったせいで負けたという場面も少なくはなかったが、カバルドンやランドロス、霊獣ボルトロス、リザードンXなどコケコが呼びやすいポケモンを大きく削る事が出来たため相手のゲームプランを崩しやすい点は電気Zにない魅力であると感じた。
④ハッサム@メガ
性格:意地っ張り
特性:虫の知らせ→テクニシャン
努力値:H236 A124 B52 D92 S4
技構成:バレットパンチ、蜻蛉返り、剣の舞、羽休め
メガ枠その1。
配分は霊獣ランドロスの地震やメガゲンガーのシャドボを高乱数で2耐えする有名なもの。
メガ前の特性はポリ2やメガフーディンにテクニシャンをトレースされてめざ炎を撃たれたりしないように虫の知らせにしているが、
けたぐりや草結びへの受け出しを意識してライトメタルを選択した方が良いのは言うまでも無い。
いっその事、バシャーモとの2メガ選出を想定してテクニシャンでもよかったかもしれない。
もう一体のメガ枠のバシャーモと選出率は大体同じくらい。
⑤バシャーモ@メガ
性格:やんちゃ
特性:加速
努力値:A124 C244 S140
技構成:フレアドライブ、飛び膝蹴り、めざパ氷、守る
メガ枠その2。
AはフレアドライブでH252ギルガルドを確定1発、Cはステロ込みで大体のメガボーマンダをめざパ氷で落とせる、Sは1加速でメガミミロップやメガライボルトを抜けるライン。
初めはAS極振りフレアドライブ、飛び膝蹴り、雷パンチ、剣の舞の構成だったがボーマンダ軸の構築に対して有利を稼ぐ事が現環境でレートを上げる近道と考えてめざパ氷個体に変更した。
D下降補正のお陰でスキリンゲッコウガ相手によく泣きを見た。
⑥オニゴーリ@食べ残し
性格:臆病
特性:ムラッ気
努力値:H172 B28 C20 D36 S252
技構成:フリーズドライ、絶対零度、身代わり、守る
上記5体でどうにもならなくなってしまった受け回し構築への対策。相手の構築にヌオーやドヒドイデが見えた時にしか出さない。
メガ枠にハッサムとバシャーモを選択しているため相手側のオニゴーリを選出されにくく試合が泥沼化するという事態が発生せず、欠伸展開や後行蜻蛉返りによる繰り出しとの相性も良かったので実際のところ構築には噛み合っていた。
こいつを採用して以降、選出をしていないにも関わらず運が極端に良くなったり悪くなったりした気がするので手持ちに入れるだけで何かを引き寄せていた感がある。
【選出パターン】
基本→+or
対受け系etc.→@2
ペリッパーは水技の一貫性が高い構築や電気枠が採用されていない構築、レヒレ絡みのサイクル構築に対して選出した。
【苦手なポケモン】
挑発飛んでくるわ、弱点をまともに突けるのがコケコしかいないわ、欠伸展開を止められるわで散々。
ペリッパーをクッションにしながら立ち回る。
初手をコケコではなく、ハッサムから入り蜻蛉で削る手段もあるが、大体セットでリザードンも採用されているので初手のじゃんけんで負けると終わる。
こちらもよく挑発が飛んできた。
挑発持ちの採用率が高くなり何度もラグを起点にされて禿げ上がった。
ギャラドスとラグラージの対面で挑発読みコケコ直引きは意外と決まったりする。
・霊獣ボルトロス
草結びされたり、スカーフ型やDに厚い型から毒技が飛んできたり、挑発されたりでプレイングを歪まされる。
そもそも普通に殴られるだけでキツいのに雷パンチが飛んできたり、バトンタッチでレヒレやデンジュモク、ギャラドスに繫がれたりで一方的に荒らされる。
こちらのバシャーモがSを落としている型であることも痛い。
サイキネや暴風を採用している型に何度もバシャーモを吹っ飛ばされた。
HDベースが主流になりつつあり、コケコであまり削れない。ダウンロードでC上昇を取られやすいのも辛い。
【構築の欠点】
上記に挙げた苦手なポケモンは型が豊富なポケモンでもあるためこちらのプレイングが歪みやすく、マッチングによっては連敗に歯止めが効かない事がある。(一気にレートを300溶かした経験有り)
また、偽装構築として有名な並びであるためこちらの手はまず読まれていると思った方がよい。特にコケコのフェアリーZが読まれる場面が増えたことは痛手。
【終わりに】
今期はシーズン前半は潜れず感覚を取り戻す事に時間が掛かってしまったり、好不調の波が激しくレート2000を達成した日は非常に運に恵まれていた部分が強かったのであまり納得のいかないシーズンとなってしまったように思います。
シーズン17は本当に7世代の最終シーズンになると思われますので、また気持ちを新たにして楽しんでいきます。
ではではでは。
【成績】
メインロム TNスイロ
最高最終2007
サブロム TNいもりすずこ
最高最終2000
【QR】