【はじめに】
シーズン9お疲れ様でした。久々のランクマッチ復帰ですが2ROMレート2000を達成出来たので使用した構築を公開します。
【使用構築】
【構築の経緯】
①イダイトウ♂
カイリューの神速をゴーストタイプで無効化出来る上に舞われても雨下なら素早さを抜かれない点や
カバルドンやコータスの採用率が落ち着いていて天候を上書きされにくいという点が環境に噛み合っていると感じた事、
準専用技のお墓参りの存在により、「このポケモンでゲームを締める」というわかりやすい目標から逆算して立ち回りパターンや構築を組んでいけると考えたので特性すいすいのイダイトウ♂からスタートしました。
現状、特性雨降らしがペリッパーしかいないので天候要員として確定です。
とはいえ、ニョロトノが解禁されていたとしてもイダイトウに雨のターンを残す役割とお墓参りとの相性から、雨エースをイダイトウにするなら倒されやすく攻撃的な性能があるこちらがまず採用されるかと思います。
③コノヨザル
イダイトウでゲームを締める展開を描くにあたって、頑丈や気合の襷で止められる事があってはいけないのでステルスロック役は必須と考えました。
HBヒードランやガブリアス、ヒスイウインディ等を試しましたが、特性精神力でパオジアンやイーユイの怯みにストレスを溜めずに済む点、雨構築を組むにあたって重くなりがちな受け構築に命懸けでワンチャンスを掴める点、テラスタルを使用したい場面が少ない点を評価してコノヨザルを採用しました。
以上3体が基本となる雨選出です。
イダイトウが刺さらないと判断した際に補完として出していく残り3体は以下のようになりました。
④ハバタクカミ
ブーストエナジーで素早さが上がったテツノツツミやハバタクカミには雨下でもイダイトウが抜かれてしまい相手の構築に採用されていた場合はまず選出されるので、それらに対抗しつつ高い汎用性を確保出来るポケモンとして突撃チョッキ持ちのハバタクカミを採用しました。
⑤霊獣ランドロス
一応電気タイプの一貫は切っておきたいこととペリッパー以外にも浮いているポケモンが欲しいこと、
何より前期結果を残し今期も高い採用率になると予想されたドヒドイデ+ディンルーの並びに一貫して負荷をかけられるポケモンとして拘り鉢巻持ちの霊獣ランドロスを採用しました。
⑥ハッサム
ここまでミミッキュが重く、パオジアンの処理ルートもイダイトウが上から叩く以外にほぼ無かったのでそれらの対抗手段となりつつ、
パラドックスポケモンや準伝説にも行動の回数をある程度確保出来て対面操作を行えるHBベースのオボンの実持ちのハッサムを採用しました。
【構築のコンセプト】
①ステルスロック→雨降らし→イダイトウ、と固定された選出と立ち回りパターンで勝率を稼ぐ。
②雨展開が通らない相手を予め決めておき、相手の構築にそれが2体以上採用されている場合は雨展開を諦めて補完のポケモンで戦う。
【個別解説】
①イダイトウ♂
性格:意地っ張り
特性:すいすい
持ち物:命の球
努力値:AS252 B4
配分意図:雨エースなので火力と素早さ極振り
テラスタイプ:悪
技構成:アクアジェット、ウェーブタックル、お墓参り、身代わり
解説:雨エースとしての採用です。基本的にこのポケモンでゲームを締める展開を目指します。環境的に技の通りが良いため、1対3の状態からでも捲くっていけます。
テラスタイプはステルスロックが入れば命の球補正込みで威力が足りていると感じる場面が多かった事から、不意打ち択の負担の緩和や対ミミッキュ、アシストパワー持ち、ミラーマッチに有利になれそうという意図で悪タイプにしました。
性格:臆病
特性:雨降らし
持ち物:湿った岩
努力値:CS252 B4
配分意図:早く落とされてイダイトウに雨ターンを多く残す役割と相手に少しでも削りを入れるために火力素早さ特化
テラスタイプ:鋼
技構成:波乗り、暴風、冷凍ビーム、寝言
解説:雨始動要員です。高種族値のポケモンが数多く採用される今の環境ですが、その中でも意外とやれるところを見せてくれました。
性格を臆病にしている意図は準速キノガッサ周辺を抜ける可能性を広げるためです。実際、カイリューの上から冷凍ビームを入れて楽に勝てた場面はシーズン中何度もありました。
サイクルを回す必要もない構築なので、とんぼ返りは不採用として欠伸や催眠にも攻撃の手を止めないように寝言を採用しています。この枠は電光石火や追い風でも良いと思います。
テツノツツミのフリーズドライやカイリューの神速、オオニューラのフェイタルクロー等を耐えて数的有利を取れると美味しい場面は時折あるのでテラスタイプは鋼としています。
③コノヨザル
性格:陽気
特性:精神力
持ち物:気合の襷
努力値:HS252 B4
配分意図:岩石封じ1回で抜ける範囲を増やすため最速。命懸けのダメージを増やすためHP最大。
テラスタイプ:電気
技構成:憤怒の拳、命懸け、岩石封じ、ステルスロック
解説:
ステルスロック役としての採用です。HB炎の体ヒードランや隠密マントガブリアス等をシーズン中は試しましたが、コノヨザルが1番しっくりと来ました。
特性精神力で怯みに悩まされず行動出来る事と、雨パを組む上で重くなりがちな受け構築に命懸けで崩しを行える点が何よりも偉かったです。
相手を落とすかステルスロックを使うかという場面ではイダイトウの性質上、ステルスロックを優先します。
シーズン終盤は初手電磁波持ちの採用が増えがちなので対抗手段としてテラスタイプを電気にしてみましたが、ぶっちゃけ弱かったです。
④ハバタクカミ
性格:控えめ
特性:古代活性
持ち物:突撃チョッキ
努力値:H164、B4、C204、D4、S132
配分意図:C:ムーンフォースで耐久無振りテツノツツミを確定1発、S:準速オオニューラ抜き
テラスタイプ:水
技構成:ムーンフォース、シャドーボール、サイコショック、10万ボルト
解説:ブーストエナジー持ちのハバタクカミやテツノツツミにはイダイトウが雨下でも上を取られてしまうので選出されやすく、そこに刺していけるポケモンとして採用しました。
ブーストエナジーが発動しない事で相手に拘りアイテム持ちと型の誤認を誘い、そこから技の撃ち分けが出来る点も強みでした。
ヘイラッシャやアーマーガアの処理ルートが少ないと感じたので10万ボルトを採用していますが、この枠はマジカルフレイムや小さくなるバトン等にワンチャンスを掴みにいけるチャームボイスでもよいと思います。
テラスタイプは水ウーラオスや鋼打点への耐性目的で水としています。
やはりシーズン終盤の電磁波展開には泣かされやすいので、この枠は鋼テラスのチョッキ霊獣ボルトロスあたりでも良いかもしれないです。
⑤ランドロス(霊獣)
性格:陽気
特性:威嚇
持ち物:拘り鉢巻
努力値:AS252、H4
配分意図:火力素早さ特化。
テラスタイプ:飛行
技構成:地震、テラバースト、岩雪崩、とんぼ返り
解説:流行が予想されたドヒドイデ+ディンルーの並びに一貫して打点を取る目的を主に採用しました。
受け構築もコノヨザルの命懸けで1:1交換してからこのポケモンで一貫を取る立ち回りで対応します。
構築の中で唯一このポケモンだけ色違いじゃ無かったのでそこがモヤるところ。ポケGOサボらずやるべきでした。
⑥ハッサム
性格:意地っ張り
特性:テクニシャン
持ち物:オボンの実
努力値:H252、A28、B204、D20、S4
配分意図:HB:特化珠ミミッキュのA↑2テラスタルシャドークロー確定耐え、A:無振りミミッキュをバレットパンチで確定1発、D:特化サーフゴーのシャドーボールでオボンの実発動
テラスタイプ:鋼
技構成:バレットパンチ、とんぼ返り、泥棒、剣の舞
解説:ミミッキュやパオジアンの処理ルートに乏しく、またランドロスやハバタクカミの火力を活かす上で対面操作技のあるポケモンが必要と考えたので採用しました。
配分は現環境のオボンハッサムのテンプレですが、ミラーやブラッキーの下からとんぼ返りする等の目的でS個体値を下げる事を推奨です。
テラスタイプは悪とゴーストが一貫している構築なのでしばらく悪で使っていましたが、最終的にバレットパンチの火力を上げる目的で鋼としました。
【選出パターン】
①基本
ステルスロック→雨始動→雨エースと機械的な立ち回りで押し切ります。
②裏選出
雨展開が苦手とする以上のポケモンが相手の構築に2体以上入っていた場合はイダイトウとペリッパー以外の4体から選出します。
壁展開やバトン展開は現時点でウーラオスの採用率の高さから数が少ないだろうと考えて切り気味です。
【終わりに】
久々のランクマッチ復帰といきなりのレギュレーションD挑戦でしたが、一応の結果を出せてよかったです。
また、「誰が使っても勝てる構築」という自分の理想に多少近付けたという感覚もあったのでそういう点での納得感はありました。
来月からのDLCでまた環境も色々と変わりますが、変化を楽しみつつ戦っていけたらなと思います。
ではではでは。
【戦績】
メイン TNすいろ
最高レート2066 最終レート行方不明
サブ TN一撃弾子
最高最終レート2008