【はじめに】
シーズン8お疲れ様でした。使用していた構築を記事の形で公開させていただきます。
【使用構築】
【構築の経緯とコンセプト】
現在は対戦シーズンが1ヶ月制と期間が短く、またシーズン8より鎧の孤島での追加ポケモンが解禁され流行が一定しない状態となっている。
そのような環境で選出画面や試合中の技選択であれこれと迷うことは時間の無駄だと感じたので、こちらの行動のパターンを単純化した構築を使用する事を目指した。
交換読みの失敗など事故の要素を減らした対面構築の組み立て方を基本に選出のパターンを
①始動役+ダイマックス枠+行動保証持ち
②ダイマックス枠+行動保証持ち×2
の二つに絞り、ゲーム展開を高速で進めていくことで試合数を増やしていく事を図った。
【個別解説】
①エースバーン(キョダイ)@ラムの実
性格:陽気
特性:リベロ
努力値:AS252 D4
技構成:火炎ボール、飛び跳ねる、思念の頭突き、飛び膝蹴り
ダイマックス枠①。
デフレ調整の中で抜けたSラインとダイジェット、特性による実質的な火力補強とキョダイカキュウの型破り効果でステロと併せて相手の行動保証を許さない事、ポリゴン2の解禁で需要の高い格闘打点を自然に採用出来る点から構築に入れない理由が無かった。採用理由はエースバーンだから。
こう書くと最強ポケモンに見えるが後述のダイマックス枠2体がエースバーンが呼ぶポケモンに強めである事や、ダイマックスが切れた後全ての技に命中不安を抱えている事から選出率は控え目。
ドヒドイデ、ドラミドロ入りに投げてダイサイコで有利を稼ぐような形が一番多かったと思う。
火炎ボール外しの呼称はぴえんボール派🥺⚽。
②ドラパルト@命の珠
性格:控えめ
特性:すり抜け
努力値:CS252 D4
技構成:流星群、大文字、ハイドロポンプ、10万ボルト
ダイマックス枠②。
前期と同じ。さいつよポケモン。
元のC数値の怪しさ故、ステロがあると落とせる範囲がぐっと広がる。
ポリゴン2解禁の最大の被害者。シーズン序盤はHB振りが多く、そこまで不利とは感じていなかったが次第にHD振りが増えて動かしにくくなっていった。試合中にポリゴン2の努力値配分を変えてる人、怒らないから正直に名乗り出なさい。
③スピンロトム@鋭い嘴
性格:控えめ
特性:浮遊
努力値:H140 C204 S164
ダイマックス枠③。
特性が実質無意味のため採用には抵抗感があったのだが、自身はタイプ一致でダイジェットを撃て、尚且つ相手の飛行技は半減に抑えられるタイプの組み合わせで十分お釣りがくるほどの性能に感じた。
配分意図はH16n-1、Sダイジェット1回でインテレオンまで抜き、残りC。
火力も耐久も本当にギリギリなので、鋭い嘴での火力補強が活きたと感じる場面は多かった。
④ウーラオス(一撃)@気合の襷
性格:陽気
特性:不可視の拳
努力値:AS252 H4
技構成:暗黒強打、不意討ち、インファイト、雷パンチ
行動保証持ち①。
ポリゴン2の解禁で需要の高い一致格闘打点を持ち、タイプ一致技で攻撃範囲の補完が良い点から採用。基本的にこのポケモンでのゲームの〆を目指す。
雷パンチの枠はシーズン終了3日前くらいまでカウンターだったが、読まれやすいと感じた事やゲーム中に選択で悩む場面を減らすというコンセプトに噛み合わないと感じたので変更した。アシレーヌ、ギャラドス、トゲキッスといったポケモンへの打点になるので結果的には正解だったかなと。
ダウンロードでC上がったポリゴン2にダイマックスを切られると負けます。
⑤ミミッキュ@アッキの実
性格:意地っぱり
特性:化けの皮
努力値:H228 A140 B76 D4 S60
行動保証持ち②。
前期とだいたい同じ。じゃれつくをゴーストダイブに変更しているがじゃれつくがほしい場面は特に感じなかった。
キョダイ御三家の専用技の型破り効果で動きにくくなると最初は思っていたが、ドリュウズも減ったので環境的に動きづらさを感じる事はなかった。
⑥エアームド@レッドカード
性格:陽気
特性:頑丈
努力値:AS252 H4
始動役。
特性で襷を持たずとも行動保証を持ち、ブレイブバードで自主退場可能、岩石封じ挑発ステルスロック完備とカタログスペック最強始動役。
何故そこまで流行っていないのか不思議だった、と言いたいがキョダイエースバーンのキョダイカキュウで何も出来ずに落ちるので何も不思議ではない。
初手に投げて、相手がエアームドより速ければ岩石封じをレッドカードで退かした先に入れてからステルスロック、遅ければステルスロックとプレイングがわかりやすい。
レッドカードが相手のダイマックス中にも効果があると実際に使用するまで盛大に勘違いをしていたのはここだけの話。(恐らく脱出ボタンの効果と混同した)
【選出パターン】
①始動役+ダイマックス枠+行動保証持ち
+oror+or
基本型。ダイマックス枠は攻撃の一貫性が高いポケモン(技選択の際、素直に目の前に通る技を撃てば済む)を選ぶ。
ゴーストの一貫性が高い時はミミッキュをダイマックス枠にするパターンあり。
②ダイマックス枠+行動保証持ち×2
oror++
ステルスロックの刺さりが悪いと判断した時。
【苦手なポケモン】
・エースバーン
キョダイカキュウでエアームドが何も出来ずに落ちる。ただ、相手はダイマックスターンを初手で1ターン消化しなければならないという事なので完全に不利なゲーム展開かというとそうでもない。
・ピクシー、ヌオー
選出画面にいたらその瞬間無理です。
ダウンロードでCアップを取られやすく、ダイマックスを切られるタイミングではウーラオスも普通に負ける。一致格闘打点を2枚入れても全然軽くないのでお手上げ感。
1000回くらい同じ事言ってるけどHBとHDをその場で切り替えている人は正直に名乗り出なさい。
・パッチラゴン
スカーフだったり、ダイジェットされたらドラパルトをぶち抜かれて終了。
【終わりに】
シーズン8は鎧の孤島での新ポケモンが追加され久々に新鮮な盛り上がりを見せたシーズンであり、インフレの波に乗れたと感じています。
この構築を組むに当たって考えた事として、私自身がゲーム中の読みや判断の迷いが生じる事を嫌う性格である事もありますが、対戦初心者の方や伸び悩む方に対戦で苦しい思いを抱えないで欲しい、それを脱却する一つの構築のモデルを示したい、という気持ちがありました。
対戦を始めたばかりという方のツイキャス等を拝見させていただいたり、しばしば相談に応じさせていただくことがありますが、その時に感じるのは「選出画面や試合中に相手が何をしてくるか全く見当が付かない」という場面が見られる事です。
このゲームは試合中の時間は勿論、シーズンの時間も限られていますし1手1手のプレイングに悩み時間を割き、その結果勝利を得られない事は気持ちの面を大きく消耗させます。そして、時には伸び悩む方に対して心無い言葉を投げ掛ける方もいます。
そんな中でやることが単純で決められたパターンを素直に選びさえすれば勝ちに近付ける構築があれば、勝てる楽しさを知る機会が作れるのではないかと思いました。
使いさえすれば誰でも勝てる構築なんて勿論存在するはずもありませんし、理想が過ぎます。そうとわかっていても、好きで始めたはずのポケモンの対戦に屈折した感情を抱いたり、つまらない周囲からの雑音で挫折してしまう人の姿を見たくありませんでした。
たかだか一人のゲームユーザーの独り言ではありますがゲームは楽しむためのものであり、それを通して人と繋がっていくためのものだという気持ちは絶対に忘れてはいけないものです。
リアルでもゲームに関連する事でも暗い話題が続きがちですが、シーズン8は自身を見直す良い機会でもあったなと感じているので、年齢だけは重ねたユーザーとしての意見が時々発信出来たらなと思っています。
ではではでは。
【シーズン成績】
TNすいろ
最終369位
レート2008