【始めに】
シーズン15お疲れ様でした。
使用していた構築を紹介させて頂きます。
【使用構築】
【構築の経緯】
S10においてペリラグ+ポリクチで結果を残せなかったリベンジとしてクチートを軸とした構築にS15は挑戦してみたいと思ったことからスタート。
とある機会にクチート軸の話題になった際、クチートの相方としてラティアスやミミッキュ、ポリゴン2の名前が挙がったが、ラティアスはギルガルド、メタグロス等の鋼タイプの後出しを許しやすい事やゴーストタイプの一貫は切れない事、ミミッキュやポリゴン2によるトリックルーム展開はターン管理の難しさやカビゴン、カバルドン等の低速ポケモンの採用がスタンダードな構築にも見られる現環境で動かしていく事は厳しいのではないかと考えた。
そこで前期の構築で使用していたことから使用感が気に入っており、クチートとの相性補完に優れていることと悪技の一貫性の高さ、ゴースト半減、低速ポケモンに対する怯みの押し付けを狙える点を評価してサザンドラをクチートの相方として起用することを決めた。
ラティクチはエロゲという風潮に逆らいたかったという理由もなくはない
3体目として、クチートとの相性補完に優れ、先の2体で重いマンムーやウルガモス、リザードン、バシャーモに対する手段としてギャラドスを採用。
4体目に鋼タイプの耐性を生かしたテテフ等に対する切り返しがクチートのみでは安定しないと考えたことからもう一枚の鋼タイプとしてギルガルドを採用。
5体目にここまでで構築のSラインが非常に低い事から高速ポケモンを採用したい事と催眠対策、対面操作要員としてカプ・コケコを採用。
6体目に電気タイプの一貫を切り、対面操作が可能でリザードンやウルガモスなどに対する性能がある霊獣ランドロスを採用し構築完成となった。
【コンセプト】
・相性補完に優れたポケモンや対面操作技、威嚇などのサポートを駆使しメガクチートを通す。
・クチートは左上配置。
【個別解説】
①クチート@メガ
性格:意地っ張り
特性:威嚇→力持ち
努力値:H236 A252 S20
技構成:不意打ち、アイアンヘッド、叩き落とす、炎の牙
普通のフルアタHAクチート。可愛い。
じゃれつくを切ってアイアンヘッドを採用している理由は前期メタグロスを使用していた際に命中率90%に泣かされまくり、今期も引き続いてそんな技を使用していたら3DSをぶっ壊しかねないと思ったから。
実際のところじゃれつくが欲しくなる場面はあまりなく、命中安定故に拾えたと思う場面が多かったのでじゃれつくを切っていたせいで負けたという試合は5試合もなかったと思う。
構築唯一のメガ枠であり、このポケモンを選出しないと構築のパワーが落ちると考えていたことからレート1850くらいまではほぼ100%選出していたが次第に選出率は落ち着いていった。
②サザンドラ@こだわり眼鏡
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:CS252 D4
技構成:悪の波動、流星群、火炎放射、ハイパーボイス
CSぶっぱ眼鏡サザンドラ。基本的に悪の波動しか撃たない。
ブォン!ドドドドドン!
自覚の塊で20%とは思えないほど相手を怯ませまくった。ミミッキュ対面は居座って悪の波動を撃ちましょう。
悪技の一貫性が高く、クチートやギルガルドとの補完にも優れているため選出し辛いと思ったことは一度もなかった。
ハイパーボイスはオニゴーリやグライオンにハメ56された経験から採用したが、結局のところあまり撃っていない。
火力はこだわり眼鏡を掛けていても頼りない部分があるので「お前眼鏡3つ掛けろよ!」と叫んだこと数回。
③ギャラドス@バンジの実
性格:意地っ張り
特性:威嚇
努力値:H44 A252 S212
技構成:滝登り、地震、竜の舞、身代わり
主に炎タイプ投げていく回復木の実ギャラドス。本構築の過労死枠。
Sは一段階上昇でゲッコウガ抜きとしているが、素で最速メガバンギラスを抜けていないことや一段階上昇で130族を抜けないことは気になる場面が多かった。
とはいえこのポケモンで相手のカプ・レヒレやメガギャラドス等を強引に見ることが多かったので火力は削がずに使用を継続した。
テッカグヤやドヒドイデ、Sに割いていないグライオンに身代わりを貼れる点もクチートやギルガルドの相方として〇。
物理耐久は威嚇込みでも過信しないこと。
④ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
努力値:H252 A4 B236 C12 D4
技構成:影撃ち、シャドーボール、聖なる剣、キングシールド
間違いなくこの構築の真のエース。
レート1850以降はクチートに代わりこのポケモンを如何に通していくかを選出画面で考えることが多かった。
ボーマンダやギャラドスに竜の舞を積む隙を許してもこのポケモンで切り返せる可能性があるため、これら2体入りには100%選出した。
また、サザンドラとギャラドスを大体後ろに控えさせているためキングシールド択が生じた場面では強気に殴る事が多かった。
⑤カプ・コケコ@電気Z
性格:臆病
特性:エレキメイカー
努力値:CS252 B4
技構成:10万ボルト、ボルトチェンジ、草結び、めざパ氷
構築唯一の高速アタッカーで催眠対策。キノガッサはコケコ+鋼タイプで見ていく。
挑発や瞑想を採用して崩し性能を上げるべきとは思っていたが、カバルドンやマンムー、ラグラージに対する打点となる草結びが活躍する機会が多かったのでフルアタで通した。
あまり選出はしなかったが、電気無効枠のポケモンに対してサザンドラやギャラドスが有利をとれることが多かったので選出画面にいるだけで意味のあるポケモンだったと思う。
⑥霊獣ランドロス@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
努力値:H244 A44 B4 D188 S28
技構成:地震、岩石封じ、叩き落とす、蜻蛉返り
テンプレチョッキランドロス。構築の電気無効枠。
対リザードンやウルガモスをギャラドスのみに任せるのはさすがにマズいと思い採用。
相手の手持ちにコケコかレボルトが見えていれば大体選出。
基本的に即死しない点が優秀だが、よく焼かれよく怯まされよく凍った。
こちらもギャラドス同様物理耐久は過信しないようにしていた。
【選出パターン】
選出画面の段階で1体通すポケモンを決め、不利な対面でも引き先を用意できるように選出する。
当初のコンセプトからは大分逸れており、クチートは意外に選出していなかったりする。
困ったらギルガルド@2で間違いはないかと。
・ゲンガー入り→サザンドラ@2
・キノガッサやモロバレル入り→カプ・コケコ+クチートorギルガルド@1
【苦手なポケモン】
ギャラドスを虐めるのはやめようね!
・ノーマルZ等や鬼火持ちウルガモス
ギャラドスが泣いてる。
・マンムー
テクスチャーZで対戦ありがとうございました。
どう足掻いても絶望。
・レヒレ、ギャラドス、アシレーヌ、マリルリ等の悪耐性がある水タイプ
大体ギャラでゴリ押しして対処。
今時低速の構築使ってる自分が悪い。
・バトン
大体無理。物理アタッカーに繋がれた場合はガルドの耐久やギャラドスやランドの威嚇を駆使して切り返すことは可能。
【構築の欠点】
・全体的にSのラインが低いため、追加効果の発動や急所被弾に泣かされる。
また、相手の壁や天候などの展開を止めることが出来ない。
・クチートの不意打ちやギルガルドのキングシールドにより択が生じることが多い。
【終わりに】
期間が長かったS14の反動から、S15はレートを伸ばしにくいシーズンとなるのではと不安でしたが、自分としては良いペースでレートを2000を達成することが出来ました。
シーズンを通して大型の連敗を経験する事も無く、構築も使用を開始した当初から全く変更を行っていないので上手く環境に合わせて組めていたのかなと思います。
また、これまでのシーズンでは仕事の都合や気持ちが切れてしまった事を理由にレート2000達成以降はレートに潜らないようにしていましたが、今期は仕事の面も幾らか落ち着いていたので初めてレート2000以降の対戦に挑戦したシーズンともなり、一応自己最高レートを更新する事が出来ました。
最終的な結果は振るわなかったものの、充実したシーズンを過ごす事が出来たと納得しています。
残り僅かなUSUM環境ですが、また引き続いて新しい構築等にチャレンジしていけたらと思います。
ではではでは。
【シーズン15成績】
メインロム TNスイロ
最高2001 最終1939
サブロム TNいもりすずこ
最高2022 最終1978
【QR】
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-4947-93A2