【初めに】
シーズン14お疲れ様でした。
今期は自身初の雨パ以外でのレート2000を達成する事が出来ましたので、
使用していた構築を紹介させていただきます。
【使用構築】
【構築の経緯】
前期まで使用していた雨パが対面寄りのプレイングをすることが多かったため、これまでとは全く違うサイクルパを勉強しようと考えたところからスタート。
構築を組む際は単体のポケモンから組み立て始めるよりも有名な選出パターンを最初から取り入れた方が無駄がないと考え、これまでに多くの人が実績を残しており、相性補完に優れた並びであるグロスヒトムレヒレランドの並びに着目した。
残りの2体として、これら4体で苦しい雨パや耐久水タイプの対策としてキノガッサ、ゴーストタイプの一貫を切り幅広い相手を強引に起点にする事が可能で詰ませ性能の高いカビゴンを採用し、一度目の構築完成となった。
この構築でレート1850までは到達したものの、雨パにほとんどマッチングしなかった事からキノガッサと、また採用率が上昇している故にマークが厳しく叩き落とすや毒々が殆どの構築に採用されている事からカビゴンの選出機会が少なく腐ってしまっていると感じる事が次第に増えていった。(後から気付いたが、カビゴンを免疫ノーマルZ型にするという手段もあった)
そこで、キノガッサの枠をより雑に広範囲のポケモンに対応出来るミミッキュに変更。
カビゴンの枠を構築で重たいゲンガーに強く格闘技によりガルーラに一応の打点がある防弾ジャラランガに変更し、以下の並びとなった。
しかし、ジャラランガはZを透かされると著しく性能が落ちてしまう事と、ミストフィールドの効果によりレヒレとの同時選出が出来ず選出が窮屈になるデメリットを感じることが多くなってしまった。
ジャラランガの枠の変更を検討したところ、Zに頼らずとも元々の性能が高くメタグロスとの相性補完に優れ、重いゲンガーやギルガルド、ガルーラ等への回答になり得る格闘Zサザンドラを採用することで最終的な構築が完成した。
【コンセプト】
・相性補完や攻撃の範囲に優れたポケモンを採用し、サイクル戦に競り勝つ。
・メタグロスが呼びやすい耐久型のポケモンを突破する手段を多く採用することで試合を優位に進めやすくする。
【個別解説】
①メタグロス@メガ
性格:意地っ張り
特性:クリアボディ→硬い爪
努力値:H124 A204 S180
技構成:バレットパンチ、思念の頭突き、冷凍パンチ、アームハンマー
HPは意地ランドの地震耐え、Sは準速100族抜きのグロスヒトムレヒレのテンプレ構成メタグロス。
アイアンヘッドの3割怯みがなくむしろ自分に不利な確率を抱えてしまっているが、相手の交代先に負荷をかけやすい攻撃範囲を優先した。雨パを使っていた時に雷パンチと草結びを両搭載したメタグロスに当たった経験から、メタグロスの技構成を試合中に変更する裏技があるのではないかと思っている。やり方を知ってる人いたら教えてください。
定期的にアムハンや思念を全く当てなくなる癖がS9から直っておらず、時折リフレやアローラフォトでメンテナンスしてあげないといけない困り者。
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:CS252 D4
技構成:オーバーヒート、ボルトチェンジ、めざ氷、トリック
耐性優秀攻撃範囲優秀、でも数字は足りない過労死枠。相手の手持ちに電気タイプがいれば積極的に選出する。居座れる10万ボルトが欲しい場面は多かったが切る技がなかった。
オバヒは絶対命中率90%もない。
③カプ・レヒレ@水Z
性格:控え目
特性:ミストメイカー
努力値:H172 C196 S140
めざ炎採用により、ナットレイやハッサム絡みのサイクルに優位に立てるレヒレ。
初めはHCほぼぶっぱだったが、確定数が変わらない相手が多いっぽいので準速キノガッサ抜きまでSを引き上げた。
火力は無振りのメガリザXやメガゲンが水Zで飛ぶ程度。
無難に強かったが攻撃技を撃つ時に裏読みの行動が多くなりがちなのが辛かった。
あと尋常じゃなくドロポンが外れる。
④霊獣ランドロス@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:威嚇
努力値:H244 A44 B4 D188 S28
技構成:地震、岩石封じ、叩き落とす、蜻蛉返り
リザードンや電気タイプがゲロゲロに重いのでそれらに対抗するためのチョッキランドロス。調整はテテフのサイキネ2回耐えのテンプレ。
長い間受け系に強くなれる撃ち落とす筋トレランドロスを使用していたが、どうも選出し辛かったのでチョッキランドを採用したところ上手くハマった。
テンプレのスカーフ、リザードンに強いチョッキ、ガルミミバシャへの対抗手段のゴツメ等、環境に合わせてこの枠は変えていく形になるのかなと思う。
下振れている時は岩封すら当たらないのが涙を誘う。
⑤ミミッキュ@気合いの襷
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
努力値:AS252 H4
技構成:影撃ち、シャドークロー、じゃれつく、剣の舞
対面最強ボロ布。積み構築が苦手なのでキノガッサからミミッキュに変更したのは正解だったと思う。
意地グロスと陽気ミミッキュが数を増やしていたので対抗手段として陽気でも良かったかなと。
襷を楯にギャラやマンダを倒せると思いきやじゃれつくをよく外すので心臓に悪い。
⑥サザンドラ@格闘Z
性格:控え目
特性:浮遊
努力値:CS252 D4
技構成:悪の波動、気合玉、火炎放射、挑発
一番最後に構築に入ってきたポケモン。挑発を採用する事で一応受け構築に対する性能を持たせている。
ガルーラ+ギルガルドの並びには思ったより活躍出来なかったが(というかギルガルドの数値が壊れ過ぎている)、ゲンガー+ポリ2orカビゴンみたいな並びやバンギラス絡みのサイクルにはよく刺さっていたと思う。
気合玉を素で撃たなきゃいけない状態になったら大体負け。
【選出パターン】
決まった選出パターンは特に存在せず、主にグロスヒトムレヒレランドサザンの中から1体通せそうなポケモンを選出画面で判断し、先発で出し負けた時も引き先を用意できるように残りの2体を選ぶプレイングをしていた。
ミミッキュは上記5体で上手くサイクルを回せない、一貫性を作れないと判断した時の雑な誤魔化し、積み系への切り返しとして選出した。
【苦手なポケモン】
・ガルーラ
・雨パ
ガルーラ軸、カグヤ絡みサイクル、マンダガルド系はやや相手依存気味、雨パはほぼ100%無理。
【構築の欠点】
・命中不安技が多い
・攻撃技の選択時に交換読みの行動をする事が多くなりがち
・釣り交換を多用する
・要するに下振れると止まりません
【終わりに】
グロス軸を仲間大会等で使用した際の結果は良く、レートも6割以上の勝率を維持して早期に2ROMレート1900に到達し100位以内に入るなど、構築の方向性自体は早い段階から固める事が出来ていたように思います。(これまでに実績のある並びほぼそのままなので当然と言えば当然なのだが)
しかし交換読みの行動及び釣り交換などのプレイング 、選出パターンの見極め、流行の変化に合わせた詳細な努力値や道具の変更など、要所要所に甘さが見られたためレートはそこから伸び悩み、レート2000を達成するまでに試合数が嵩んでしまいました。
期間の長さに助けられた部分は非常に強いのですが、自身初の雨パ以外でのレート2000を達成出来た事は紛れもない事実ですので自分自身をよくやったと褒めてあげたいと思います。
あと半年以上続くUSM環境、まだまだ楽しんでいきます。
【シーズン14成績】
メイン
TNスイロ 最高最終2006(雨パ使用) 最終368位
サブ
TNいもりすずこ 最高最終2000 最終492位
【QR】
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-40BE-4026
おまけ
【USMシーズン14途中使用構築】突貫工事ラググロス【1800手前まで上振れ】
【概要】
新たに組んでみてレリセ後勝率80%程度で1800手前に到達し、
サブも一応1800を切った状態から1900までそこそこ順調に回復出来た構築。
その後停滞したのであっさり解散。
【使用構築】
【構築経緯】
雨パとグロス軸を足したらさいつよだと思ったから。以上。
+=さいつよ
【構築のコンセプト】
特定の構築に対してイージーウィンを実現しうる要素を持ったポケモン及び、
運による逆転要素を採用し、波に乗った時の上振れを狙う。
【個別紹介】
①ラグラージ@メガ
性格:意地っ張り
特性:湿り気→すいすい
努力値:AS252 D4
技構成:地震、滝登り、冷凍パンチ、岩石封じ
さいつよエース。滝登りを打つ時はとりあえず叫びましょう。
私は怯ませっくすハリケーンミキサー!と叫んでます。
1500~1700くらいのルカリオの群れを薙ぎ倒してる時が一番輝いてると思う。
②ペリッパー@突撃チョッキ
性格:冷静(S個体値0)
特性:雨降らし
努力値:H252 C118 D140
技構成:熱湯、暴風、叩き落とす、蜻蛉返り
依存症レベルに信用しているペリッパー。
ミミッキュやカビゴンあたりを焼いて処理を楽に出来たらと考えたので波乗りから熱湯に変更。凍らせてくるゲッコウガ対策にも一応なる。
マンダが悠長に居座って舞ってきたり、カビゴンやポリ2が引く場面が見られたので冷凍ビーム採用も有りかなと。
素催眠ゲンガーが多すぎてチョッキペリッパーでゲンガーを見れる時代は確実に終わった。
③ポリゴンZ@ノーマルZ
性格:控え目
特性:適応力
努力値:H116 B84 C116 D68 S124
技構成:騒ぐ、シャドーボール、悪巧み、身代わり
ゴーストの一貫を切ってとりあえずノーマルZをぶっ放せば強いと思ったので採用。
配分はノーマルZで共有カバルドンが吹っ飛んだりする有名な奴。
騒ぐの身代わり貫通が偉い。
④メタグロス@メガ
性格:無邪気
特性:クリアボディ→硬い爪
努力値:A172 C84 S252
技構成:アイアンヘッド、地震、岩石封じ、草結び
カバリザ相手にイージーウィンを拾えると思って採用。
配分はアイヘ+草結びでカバルドンが吹っ飛ぶやつ。
正直あまり活躍させてあげられなかった。
アイへの火力が足りず泣いた場面も少なくなかったし、ペリッパーでカバへの切り返しは可能なのでわざわざ二刀流にしなくても
陽気ASアイへ/アムハンor地震/岩封/冷パン
で多分良かった。
⑤カプ・コケコ@こだわり眼鏡
性格:臆病
特性:エレキメーカー
努力値:CS252 B4
技構成:十万ボルト、ボルトチェンジ、マジカルシャイン、雷
電気の一貫を切ってない構築をわからせる神ポケ。
コケコメガゲンガー対面では、メガゲンガーのS種族値が131になることはあまりにも有名。
雨なし雷は絶対命中70%もない。
⑥霊獣ランドロス@食べ残し
性格:意地っ張り
特性:威嚇
努力値:H228 A52 B36 D4 S188
技構成:地震、撃ち落とす、ビルドアップ、身代わり
流行りの筋トレランドロス。エアームドやテッカグヤ、ナットレイ、キノガッサ等を起点に出来る可能性がある。(起点に出来るとは言っていない)
特定の構築にイージーウィンを拾う性能は確かに高いが、選出する機会が限られすぎていた感がある。
【選出パターン】
固まってません\(^o^)/
通せそうなポケモンを1体選出画面で決めて通す。
【苦手なポケモン】
炎打点がありません。コケコやポリゴンZで役割集中するか、ランドで気合で起点にする。
・特殊技持ちテッカグヤ
ランドロスが起点に出来ません。
無理。
・サンダー
コケコかポリゴンZでぶん殴る以外ほぼなし。
舞う隙を与えたら乙。
怯ませろ。
・耐久振りメガリザY
ラグはすいすいトレースされるし、グロスはD下降補正なので削られたらシャドボで乙。
・バトン
止める手段がありません。たいあり。
・再戦
対戦ありがとうございました。
【終わりに】
楽に勝てそうな相手には楽に勝ちに行く、という目論見自体は一応当たっていたように思う。カバリザや受けループは楽だったし、1500~1600帯は雨の通りが良いという点も追い風だった。
しかしナットレイやガルーラなど無視できない相手があまりにも多すぎた上に、襷ミミッキュやゲッコウガで詰める動きも相手視点では容易だったように思う。
明らかにレート1800以上でまともに戦える構築ではないと判断し解散。
とはいえ1700くらいまでなら楽に勝てるという点はプラスに捉えてもいいと思うし、構築の組み立てはもっとしっかり考えるべきという良い反省材料にもなった。