【はじめに】
初めまして、翠露(TN:スイロ)と申します。
USMシーズン9において人生2回目のレート2000を達成し、日数はまだ残っていますが仕事に集中するため今期はリタイアするので使用した構築を記事とさせて頂きます。
【使用構築】
【コンセプトと構築の経緯】
トンボルチェン→ニョロトノ脱出ボタン→ ラグラージと展開する事で安全にメガラグラージを場に出し、上から相手を叩いて制圧するパターンを基本とする。
現環境はカバルドンが大流行しており、欠伸で展開を阻害されたくないのでトンボルチェン要員としてカプ・コケコを採用。
また、雨に対して選出されやすい草タイプ+水タイプの並びを叩き、数的有利をとりやすいポケモンとしてSMのシーズン6から使い続けているクサZ型ヒードランを継続して採用。
雨を展開し辛い時の選出パターンとして、雨が苦手とするキノガッサやメガフシギバナ、モロバレル等をカプ・コケコと併せて対策出来るポケモンとしてメガメタグロスをもう一枚のメガ枠として選択。
ここまでで重いメガガルーラやメガバシャーモ、ミミッキュに抗う手段として最後にゴツメランドロスを加え、構築完成となった。
【個別解説】
①ラグラージ@メガストーン
性格:意地っ張り
特性:湿り気→すいすい
努力値:AS252 D4
技構成:地震、滝登り、冷凍パンチ、身代わり(レート2000達成時は岩石封じ)
構築のエース。ニョロトノの脱出ボタンから繋いで暴れてもらう。
技の4枠目は、雨ターンを消費させようとするバシャーモやテッカグヤ、ギルガルド等の守るに対してアドバンテージを稼げる身代わりを長い間採用し続けた。
しかし、雨下メガラグはリザYにメガシンカで天候を晴れに上書きされたターンは先行出来る仕様が意外に知られていないと感じた事や、ギャラドスやボーマンダの起点回避、ASミミッキュ等との素早さ関係を逆転させたい場面もあった事からレート2000達成時は岩石封じに変更していた。
②ニョロトノ@脱出ボタン
性格:穏やか
特性:雨降らし
努力値:H252 B220 D36
技構成:熱湯、滅びの歌、アンコール、守る
説明不要レベルの脱出ニョロトノのテンプレ。
正直ラグの滝登りで制圧している時より相手のラス1を滅びで詰みに追い込んだ時の方が興奮する。
ステロが多い環境であった事からペリッパーに変更しようと思った事はほとんどなかった。
③カプ・コケコ@こだわりスカーフ
性格:臆病
特性:エレキメイカー
努力値:CS252 H4
技構成:10万ボルト、ボルトチェンジ、とんぼ返り、めざパ氷
トンボルチェン要員。大体先発してもらう。
マンムーやランドロス、ガブリアスの襷を割って逃げたい時があるのでとんぼ返りを採用。
脱出雨のコケコの持ち物は眼鏡が主流だと思うが、スカーフゲッコウガの増加から対抗手段としてこちらも持ち物をスカーフとした。
ギャラドスに2回舞われてもなお上をとれるほどのSを確保しており、
またメガゲンガーに対してボルトチェンジ→ヘドロ爆弾にメタグロスを繰り出し→バレットパンチで処理という相手視点では相当クソゲーな立ち回りが出来る事もあった。
④ヒードラン@クサZ
性格:控えめ
特性:貰い火
努力値:CS252 D4
SMのシーズン6から使い続けているクサZ型ヒードラン。雨に選出されやすい草タイプ+水タイプを叩き数的有利をとる。
レヒレやスイクンのSラインが現環境では上がっているのでSに極振り。それでも上をとられてミズZが飛んできたら泣きながら降参。
ポリ2やクレセも重いので毒々を採用したが、毒々を見せる事で耐久型と思わせクサZを警戒されにくくなる効果もあったように思う。
確実に相手にクサZを叩き込むためと毒々との相性から、命中不安とわかってはいたがマグマストームは切れなかった。
⑤メタグロス@メガストーン
性格:意地っ張り
特性:クリアボディ→硬い爪
努力値:H28 A252 S228
技構成:バレットパンチ、冷凍パンチ、思念の頭突き、アームハンマー
エレキフィールドと併せてメガラグが苦手とする草タイプ全般に強い裏のメガ枠。
重いナットレイやポリ2をアムハン2回で突破出来る意地A252振り。
Sは最速ランドロス抜き抜きとしたが生きたと思う場面があまりなく、意外と柔らかいと思う事があったのでもっと耐久に割いた方がよかったと思う。
定期的にアムハンや思念を全く当てなくなるテツクズと化すので時折ハッサムと入れ替えていたが、2000を決めた試合では相手のカミツルギを叩き潰し見事に2000達成の立役者となった。
性格:腕白
特性:威嚇
努力値:H212 A4 B252 D4 S36
技構成:地震、岩石封じ、とんぼ返り、毒々
まずここまでのポケモンでは押し負けてしまうガルミミ等に対抗するためのゴツメランドロス。ギャラドス等にも積極的に投げていく。
技の4枠目はカバルドンを処理するルートを増やしたいと考えたので毒々を採用。ステロが欲しかった場面は特になかった。
配分はどこかのブログからの丸パクリ。Sに振っていないテテフの上をとって勝てた場面もあったが、相手のランドロスに下からとんぼ返りを撃てる可能性を増やす無振りの方が良かった気もする。
【選出パターン】
・基本
・雨が通せないと判断した時
・草タイプ+水タイプ、または毒々を入れたい耐久ポケモンが相手の構築にいる時
ヒードラン+2体
【苦手なポケモンなど】
ほぼ100%選出された。スカーフ型だと雨下ラグでも抜かれる。幸いスカーフ型が若干減っていたのでラグを捨ててでもゴリ押しする事もあった。
ラグの地震やドランのマグストでも大体落ちないトンデモ野郎。トノ以外ゴーストZを耐えられない。ラグの身代わりやトノの守るを絡めて突破する。何故かそれほど選出されなかった。
ほぼ100%選出された。ドランのマグストに身代わり連打されて泣きながら降参した事数回。ゴツメ型だとグロスでもキツい。
・起点作成型ミミッキュ
好き放題仕事されます。
・HBゴツメカバルドン
ラグの滝登りで丁度半分位しか削れないトンデモ野郎。HBDに振り分けた回復実型が主流だがラグを消耗させられるこちらの方が遥かに辛かった。
・水ロトム
ドランのクサZでしか一撃で落とせない。
・火ロトム
ラグ以外まともに相手出来ない。下手にラグに引いて鬼火や毒々をぶち込まれると目も当てられない。
・カビゴン
ランドロスで毒々を入れるかトノのアンコで縛る。
・ニド夫妻
力づくで脱出ボタン展開をさせてもらえない上にタイプ的にも不利をとりやすい。採用率が低いのが救い。
調整が人によって全く違うので押し切れると思いきや落とせなかったり、「こりゃ負けだな…」と思いきや上から叩いて勝てた事もあったりで色々と心臓に悪かった。
・メガハッサム
ドラン以外の突破手段がラグで怯ませるか、トノでアンコと滅びを絡めるくらい。後は羽休めを切った3ウェポン型である事を祈る。
上から相手を叩く事に命を賭けてる連中なので展開されると大変辛い。
・バトン
トノの滅びで何とかなりそうだが脱出ボタンを作動させられて何とかならない。相手の置き土産に合わせてメガ前グロスを出せば勝機が見える。
・受けループ
ラッキーをドランのマグスト+毒々で処理出来ると勝機が見える、が基本的に不利。
・雨ミラー
ラグが同速対決で勝たなければいけない。大体負けた。コケコに草結びがあれば少しは楽になったかもしれない。
・同じ人との再マッチング
プレイ人口の問題か1800~1900帯で頻発した。脱出雨展開、ラグの身代わり、コケコのスカーフ、ドランのクサZがバレていると立ち回りが苦しくなる。というかこっちが勝手に深読みして自滅した。
【QR】2018/5/25追記
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-D4A7-4E3B
【総評】
SMのシーズン5から雨パを使用しており、今期は雨パ卒業を第一の目標として臨んでいました。が、ギガドリや役割論理、カバマンダガルド等の構築を試すも1700台を彷徨うのがやっとという有様であり、情けない事に結局使い慣れた雨パへ戻す事に…。
今回の構築を使用し始めた当初は選出パターンをうまく掴めず一気にレートを溶かしてしまうこともありました。
しかし使用を続けるうちにどのポケモンも自分が構築を組んだ段階で想定していた通りの活躍を見せてくれるようになり特に選出率の低いポケモンもいなかった事から、試合数は嵩んでしまったものの構築の出来自体にはとても納得しています。
最後に、Twitterで私に絡んでくださった皆様に御礼を申し上げます。
周りにポケモンをプレイしている人がいないぼっち社会人ですので、皆様がいなければ確実にどこかで心が折れていました。
ありがとうございました。
今後はオフ会とかの機会にも参加していけたらなぁ、と思っています。
ではではでは。