【はじめに】
シーズン16お疲れ様でした。
ランクマッチとカントーポケモンオフで使用した構築を記事の形に残します。
【使用構築】
【構築の経緯】
ステロ→火力×2の構築を使用していたところ、3/5の時点でレート1800に到達していながら唐突に謎の経験値リセットが発生しシーズン残り約1週間の時点で5万位まで吹っ飛んでしまいました。
シーズンを諦める事も考えましたが「久々にカンポケオフ行くし、ウケ狙いで7世代に使っていた雨パの並びを再現するか!」と軽い気持ちで組んでみたところ意外に感触が良かったので使用を継続しました。
①イルカマン
メガ枠。環境的に水技の通りは良いと思っていたのでイルカマンからスタートしました。
イルカマンを一旦引っ込めなければいけないデメリットを解消しつつ、雨で水技の威力を上げられる脱出ボタンのニョロトノを採用しました。
③サーフゴー
ママンボウ系の構築が現在の環境に多く見られますがクイックターンに合わせて身代わりを貼れば有利な試合展開を作れる事と、イルカマンがその系統の構築に採用されやすいイーユイに対する強い圧力となっているため相性が良いと考えて身代わり悪巧み持ちのサーフゴーを採用しました。
④トドロクツキ
メガ枠。水タイプを2体採用した事でオーガポン等の草タイプが重くなってしまい、毒菱を回収出来る手段も欲しいと考えて毒テラスのトドロクツキを採用しました。
⑤霊獣ランドロス
イルカマンもしくはトドロクツキの火力を押し付けていくという方針が固まったので不利な対面を仕切り直す役割のポケモンとして電気と地面の一貫を切れて対応範囲の広いHDの突撃チョッキ霊獣ランドロスを採用しました。
⑥テツノカイナ
パオジアンや水ウーラオスに対する引き先になれるポケモンとして霊獣ランドロスと相性の良いHBのテツノカイナを採用しました。
【構築のコンセプト】
対面操作技を多用してイルカマンもしくはトドロクツキ
の高火力を通す。
電磁波ゲーの拒否。
【個別解説】
①イルカマン
性格:意地っ張り
特性:マイティチェンジ
持ち物:神秘の雫
努力値:AS252 D4
配分意図:火力素早さ特化
テラスタイプ:水
技構成:ジェットパンチ、ウェーブタックル、クイックターン、冷凍パンチ
解説:構築のスタートラインです。現代のメガラグ。
雨下の火力が高く、例え半減タイプであっても相当な負荷になるためテラス択に悩まされる場面が少ないという点はゲームシステム的に強みと言えると感じました。
こだわりアイテム持ちを想定される事が未だに多く、特にカイリューと対面した場合に技の打ち分けをしたいので持ち物は神秘の雫を持たせています。
性格:図太い
特性:雨降らし
持ち物:脱出ボタン
努力値:H252 B228 D28
配分意図:B→特化鉢巻パオジアンの悪テラス噛み砕く87.5%耐え。D→眼鏡ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース耐え。
テラスタイプ:ゴースト
技構成:波乗り、アンコール、滅びの歌、守る
解説:イルカマンの一度交代を挟まないといけないデメリットを解消する雨始動役です。
イルカマンとタイプが被るポケモンを採用する事に抵抗はありましたが、火力の補強だけでなく天候の上書きでコータスやアローラキュウコンの展開を妨害出来るという点から採用して助かったと感じる場面は多くありました。
テラスタイプはあまりニョロトノに使用する機会はありませんが神速やボディプレス辺りをアンコールしてワンチャンス掴めるかもしれないゴーストにしました。ドーブルバトンのキノコの胞子を無効にして滅びの歌でアドバンテージを握れる草でも良かったかなという気もします。
③サーフゴー
性格:控えめ
特性:黄金の体
持ち物:食べ残し
努力値:H116 C228 S164
配分意図:H16n+1、S準速キノガッサ+3、残りC
テラスタイプ:飛行
技構成:シャドーボール、ゴールドラッシュ、身代わり、悪巧み
解説:ギルガルド。ママンボウ系統の構築への対策として採用しました。エルフーンやオーロンゲに強く、苦手なイーユイに対してはイルカマンが選出画面で圧力をかけることで有利に立ち回れました。
気合玉採用なら一応受けループにも対応可能でイーユイを選出された場合にも打点が取れますが、命中不安を嫌ってゴールドラッシュの採用です。
テラスタイプはディンルーやカバルドン、ドオー等に対して身代わりや積みの場面を作れる飛行にしました。
④トドロクツキ
性格:陽気
特性:古代活性
持ち物:こだわり鉢巻
努力値:AS252 H4
配分意図:火力素早さ特化。準速パオジアン、ハバタクカミを抜くために陽気。
テラスタイプ:毒
技構成:叩き落とす、逆鱗、とんぼ返り、テラバースト
解説:メガマンダ。主にオーガポンに対する圧力が欲しかったので採用しました。
テラスタイプはテラバーストで並び的に重く見える炎水オーガポンやアシレーヌの弱点を突ける事、格闘とフェアリーに耐性を付けられる事、キラフロル等の毒菱を回収出来るようになる等の噛み合いの良さから毒にしました。
B方面は本当のメガマンダとは似ても似つかないのでそこは何度か泣きを見ました。
⑤霊獣ランドロス
性格:生意気
特性:威嚇
持ち物:突撃チョッキ
努力値:H244 D252 B12
配分意図:ほぼHD特化
テラスタイプ:鋼
技構成:地震、岩石封じ、とんぼ返り、地割れ
解説:特殊アタッカー全般に対する引き先です。特にハバタクカミに対して事故が起きにくい点が強味でした。
どうしようもない場面で地割れめっちゃ当てた。
テツノツツミが非常に重くなってしまったのでテラスタイプは鋼にしました。
⑥テツノカイナ
性格:腕白
特性:クオークチャージ
持ち物:オボンの実
努力値:H220 B252 S36
配分意図:S無振りガチグマ辺りワンチャンス抜けたらいいなくらい。残りHB
テラスタイプ:水
技構成:サンダーダイブ、ドレインパンチ、冷凍パンチ、ボルトチェンジ
解説:カプ・コケコと呼ぶにはあまりにも厳しい電気枠。
ランドロスが特殊に対する引き先になるのに対して、こちらは物理全般に対する引き先です。
主にパオジアンや水ウーラオスへの対策としての採用なので、テラスタイプは氷と水への耐性を付ける目的で水にしています。
よく怯まされたし一撃技も当てられましたがそこはこっちもランドロスの地割れをよく当てていたので仕方ない。
【選出パターン】
①雨選出
イルカマン+ニョロトノ@1
残り1体は大体テツノカイナでした。
イルカマン+霊獣ランドロス+テツノカイナも有り。
②特性貯水のポケモン等が見えて水技の通りが悪い時
トドロクツキ@2
大体残り2体は霊獣ランドロス+テツノカイナ
正直雨よりこっちの選出の方が多かった。
③対ママンボウ系統
トドロクツキ+サーフゴー+テツノカイナ
トドロクツキとテツノカイナでトンボルチェンしてサーフゴーとママンボウの対面で身代わりを貼る。
【結果】
TNすいろ レート2000 545位
ちなみにオフでは1回も雨選出出来ませんでした。
【終わりに】
レートはギリギリの2000到達でしたが、それよりも久々の参加となったオフの機会で爪痕を残せた事が嬉しかったです。
5万位に落ちたところからこの構築の使用を開始して取り返せたのは、好きな系統の構築にもう一度触れた事による気持ちの変化による部分も大きかったと思います。
オフの参加もまた積極的に再開していけたらと思うので、引き続きよろしくお願い致します。