【はじめに】
シーズン22お疲れ様でした。
使用していた構築を記事の形に残します。
【使用構築】
【構築の経緯と採用の理由】
①ホワイトキュレム
突撃チョッキ持ちのキュレムがカイオーガ、黒バドレックス、イベルタルに強く、
禁伝トップのザシアンには絶対に勝てないもののその取り巻き(等)に有利な相手が多いことや、特殊受けの低火力(等)に絶対零度の運ゲーを仕掛けてどうしようもなく無理な構築を減らす動きが出来ると考えてスタートラインとした。
ウーラオスを始めとする対格闘タイプ、ミストフィールドで状態異常を防ぎドラゴン技を半減しキュレムの性能を底上げできるポケモンとして、カプ・レヒレを採用。
③霊獣ランドロス
構築の見かけ上電気の一貫は切りたいことと、上からザシアンやムゲンダイナを縛れるポケモンとしてスカーフ霊獣ランドロスを採用。
ホウオウやバンギラスを交えたサイクルが重く、それらを考慮外からワンパンして数的有利を稼げる地雷枠のポケモンと考えて諸刃の頭突き持ち陽気AS襷ギルガルドを採用。
対ザシアンのゴツメ枠として、素の特殊火力に優れ後続への負荷をかけられる事や対面操作技で交換読みの負担を緩和できるポケモンとしてウルガモスを採用。
⑥ラッキー
汎用的な特殊受けとなり、ステルスロックや電磁波でキュレムの中途半端な火力や素早さを補助できるポケモンとしてラッキーを採用。
(メインロムでレート2000達成後、サブロムのこの枠はヒードラン。そちらの方が安定感高いです)
【コンセプト】
①守備的なポケモン()を交えて相手を消耗させるか有利な対面を作り、攻撃的なポケモン()を通す。
②運の要素も交えて手詰まりの状況をある程度回避する。
③氷炎将軍様は一番上に固定配置。
【個別解説】
①ホワイトキュレム@突撃チョッキ
性格:控え目
特性:ターボブレイズ
努力値:H100 C252 S156
配分意図:C火力が欲しいので特化。S準速マンムー
+3(最速70属抜き)、残りH
氷炎将軍フレイザード様。
突撃チョッキを持たせる事でカイオーガ、黒バドレックス、イベルタル辺りに強く、ザシアンの取り巻きにも有利なポケモンが多い。素のHPの高さとD耐久の高さから一撃技の試行回数も稼ぎやすい点を評価した。
また、氷(フリーズドライ)+地面の範囲はマンムーがこれまでの環境での活躍で示しているように弱点を突ける相手が多く、それに加えて型破り効果で浮遊や頑丈も貫通できる。
禁伝に珍しく、メタモンにコピーされても全く痛くない。
相手からのフリーズドライのダメージがわずか54~64のため、チョッキと素のHP差でHPが6割程度残っていれば競り勝てる。仮に突破されても後続での対処も十分可能。
と、ここまで書いた内容ではめちゃくちゃ強いポケモンに見えるが、メタモンにコピーされても痛くないということはこちらからの攻撃も火力が出ないということである。タイプ一致技の威力がフリーズドライの70なのでC種族値170が詐欺としか思えないほど火力が無い。
上位帯ではクロスフレイム不採用が読まれがちでナットレイやハッサムにアドバンテージを稼がれやすい点も辛かった。(PGL集計では採用率95%)
上振れの要素は凄まじく強いが、マッチング運も含めてどうしようもない日は本当にどうしようもない感が漂いシーズン途中何度も他の禁伝に浮気した。
②カプ・レヒレ@こだわり眼鏡
性格:控え目
特性:ミストメイカー
努力値:H108 C180 S220
配分意図:H16n-1、S準速マンムー抜き、残りC(H252振りのサンダーが波乗りやムーンフォースで半分ちょっと削れる程度)
白キュレムの相方。ウーラオスやフェローチェ等の対格闘、状態異常を防いでドヒドイデやポリゴン2、ハピナス、サンダー等に対してキュレムの安定度を高める、ドラゴン技半減でキュレムをムゲンダイナに抗えるようにするなど非常に相性が良い。
耐久ポケモンを崩す手段をキュレム以外にも持たせて僅かでも運に頼る場面は減らしたいことと、ザシアンなどへのダメージを少しでも稼ぐためやカバルドンに仕事をさせないため持ち物はこだわり眼鏡とした。ただし、耐久力はウーラオスの攻撃を2回耐えられる程度なので想像以上に過労死しやすくHP管理が難しかった。
シャドーボールはヌケニンや黒バドレックスに撃てればと考えて入れたが、そこまで機会もなかったのでゼルネアスや日食ネクロズマに抗える手段を少しでも増やす黒い霧でも良かったと思う。
性格:陽気
特性:威嚇
努力値:AS252 H4
配分意図:特になし。
技構成:地震、とんぼ返り、岩雪崩、馬鹿力
電気の一環切りとザシアンやムゲンダイナの上を取って打点を取れるポケモンとして採用。
主に初手に投げ、とんぼ返りの対面操作を繰り返してアドバンテージを稼ぎ、最終的に消耗した相手を地震で仕留めていく動きを狙っていく。
また、カイオーガがスカーフだったとしてもこちらのほうが早いのでとんぼ返りで若干の削りを入れて潮吹きのダメージを減らしてキュレムの安定度を高めることが出来る。
キュレムが炎技を採用していないためナットレイに少しでも打点を取りたいことや重いガラルヒヒダルマや悪ウーラオスに打点となる馬鹿力を採用。
初手でザシアンと対面した時、特性の発動順でこちらが速いのがわかっているのにほぼ100%そのまま居座られていたので、ザシアンのステータス配分は居酒屋で飲みながら考えられたんじゃないかと疑っている。
④ギルガルド@気合の襷
性格:陽気
特性:バトルスイッチ
努力値:AS252 D4
配分意図:特になし。
多分地雷枠。ホウオウやバンギラスが重いため、対面で引かせずに弱点を突いて数的有利を稼げると考えて採用。
当初考えた役割よりも、キュレムとラッキーの対面で絶対零度を外して身代わりを貼られてしまった場合にこのポケモンを一度繰り出してラッキーを引かせて再度絶対零度を撃てるチャンスを作る動きが強かったのでそれならインファイトではなく小さくなるを無視する聖なる剣で良かったと思う。
性格:図太い
特性:炎の体
努力値:H244 B244 S20
配分意図:H16n-1、S無振り100属+3、残りB
技構成:オーバーヒート、ギガドレイン、とんぼ返り、吹き飛ばし
火炎瓶。ザシアン入り構築にランドロスのとんぼ返りから繋いで対面操作を繰り返していく動きが主。
ゴツメ枠はウインディやコータス、ギルガルドなど迷走していたが、水タイプに引かれても一応の打点があることや対面操作技を持つ事で読みの負担が軽い事、素のCの高さで後続に負荷を掛けられる事から最終的にこのポケモンの採用となった。
キュレムに炎技がない分のナットレイやハッサムの分かりやすい抑止力だった点も〇。
吹き飛ばしは積んだゼルネアスや日食ネクロズマに撃って盤面を仕切り直すことが出来ればと思ったが、そうしたところでこちらから切り返す手段もあまりないのは悩みどころではあった。
ただ、バトン展開を切るような組み方は流石に出来なかった。
⑥ラッキー@進化の輝石
性格:図太い
特性:自然回復
努力値:B252 D148 S108
配分意図:B極振り、Sにあまり割いていない60属近辺を大体抜けそうなくらい、残りD
技構成:地球投げ、卵産み、電磁波、ステルスロック
汎用的な特殊受けだが迷走した枠。炎打点を持ったり出来るガラルヤドキングでも良かったとは思うが物理相手にも電磁波を入れるヤンキープレイが可能なのとステロを評価して最終的にこちら。
カプ・レヒレ+キュレムで主にムゲンダイナに対抗していくが、流石にそれではキュレムの消耗が激しすぎるため電磁波を入れてキュレムで上を取れる状況を作ったり、最悪TODに持ち込む等戦術の幅を広げられると思ったがどうも採用意図が曖昧で動きを詰め切れなかった。
(メインロムでレート2000達成した後にとっつぁんさんよりアドバイスを頂き、サブロムはこの枠を穏やかHD残飯ヒードランに変更して運用しました。そっちの方が見た目も氷炎魔団っぽい)
【選出パターン】
・対ザシアン軸
・対黒バドレックス軸
・対カイオーガ軸
・対イベルタル軸
キュレム@2
・対ムゲンダイナ軸
攻め寄りのムゲンダイナ軸の場合
受け寄りのムゲンダイナ軸の場合
・対ホウオウ軸
・対ジガルデ軸
・対ゼルネアス軸
・対日食ネクロズマ軸
カプ・レヒレ@2
【苦手なポケモン】
・ゼルネアス
無理筆頭。ギルガルドとウルガモスで抗えていそうで抗えていなかった。
(ヒードラン採用で後ろ次第ではありますが、少し抗えるようになりました)
・日食ネクロズマ
ラッキーの電磁波運ゲかレヒレのトリックで縛る。大体無理。
・ウーラオス(水悪どっちも)
レヒレが過労死したら負け。強引にでもウーラオスを削るヤンキープレイを要求される場面が多すぎた。
上位層にはキュレムの炎技切りがバレているのでこちらからの打点に乏しい。
出されないことを祈る。
・ガラルヒヒダルマ
全体的にSラインが控え目なので怯ませられたり交換読みを通されたら即降参ボタン。
ダメージ感覚がガバガバなのでよくスカーフ持ちを鉢巻だと思い込んで泣いてた。
ダメージ計算ツールの早打ちスキルはちゃんと身に付けましょう。
ムゲンダイナとの並びに一貫が上手く作れない。(ヒードラン起用で若干解消)
・エースバーン
数ヶ月前までならこのポケモンの存在切ってるとか有り得ん。
【終わりに】
シーズン開始当初はねばねばネット+カイオーガなどプレイングを単純化し機械的に勝てる構築を目指したかったのですが、
結局運の上振れに頼る部分の強い構築を組んでしまったので、試合数が嵩みあまり良いシーズンの過ごし方は出来なかったように思います。
「誰が使っても勝てる」ように使用した構築を記事に残していける事が自分の理想なので、一度この構築を使った事は記憶からリセットしたつもりで次シーズンには臨んでいきたいです。
【戦績】
メイン
TN すいろ 最終309位 レート2001
サブ
TN Rainy Girl 最終173位 レート2013