レートライフを振り返って思ったこと

※この記事は仕事のストレス発散のために書きました。

読めばレートが爆上がりするコツが載っているとかそういった類のものではありません。

 

【初めに】

こんにちはこんばんはおはようございます。

はじめましての方ははじめまして。翠露(すいろ)と申します。

最近ですが、Twitterの質問箱に以下のような質問を寄せられる事が多くなりました。

「雨パのテンプレを教えてください」「選出の判断はどうしてますか?」

「雨パに〇〇って採用できるんですか?」「腋フェチですか?」

といった内容のものです。一応私は複数回のシングルレート2000を達成しており、

ポケモンに関する質問を頂けるのは自分が認められているようで大変嬉しい事なのですが質問への回答を考える中で

あれ?自分って別にそこまで深く考えてポケモンをプレイしてないんじゃね?

という事に気付かされてしまいました。

マズいです。非常にマズい。何の考えもなしにレートをしていては、

いつか時代の波にのまれて1400帯を彷徨い続けるプランクトンになってしまうかもしれません。

ということで、今回はストレス発散も兼ねて自分のレート対戦に関する経験や思考を振り返ってみようかな、と思いました。

以前に似たような記事を書いたことがあるので、そちらとは内容が重複している部分もあります。

 

【常時ネガティブ思考】

私は日常生活でも、レート対戦中でも非常にネガティブです。

私の対戦キャスを見てくださった事のある方ならご存知かと思いますが、

選出画面では「無理だこれ!このサイクル崩せねぇ!」

不利な対面やダメージ感覚がわからない場面では「これもう負けじゃん」

有名強者とマッチすれば「あ、初手降参でいいですか?」

こんな発言が常時飛び出しています。

そんな調子なのでフォロワーさんの方から時々「ネガティブ思考やめたら?」

といった言葉を頂くことがあります。

返答をさせて頂きますと、この思考をやめる気は全くないです。

私はこの思考があったからこそ、レートでそこそこ勝てるようになったと思っているからです。

私は自分の構築や立ち回りに全くと言っていいほど自信を持っていません。

それ故に試合後には勝ったとしても自分のプレイングのまずかったところに目を向ける事が多いです。

例えば「あそこ命中不安技撃つ必要なかったじゃん」とか「スカーフ持ちを考慮しない動きはマズかったな」とか「〇〇にバックする動き考慮しないとかアホか」等々。

こういう思考の一つ一つが、プレイングのミスを減らす事に繋がっていったのかなと思います。飲酒しながらキャスやるとしょっちゅう押しミスしますけど

 

【構築記事をどれくらい信用するか】

私はTwitterを始めてから毎シーズン終了時に構築記事を書くようにしていますが、そのたびに思うことがあります。

それは「私の言うことを100%アテにするな」という事です。

こういう経験はないでしょうか。

「〇〇軸には、これこれこういう選出と立ち回りでほぼ100%勝てた」と記事に書いてあったのに、実際にやってみたら「全然違う動きされて負けたぞ、このハゲー!」という事が。

構築記事は一時の流行の中で結果を出した構築の、極端に言ってしまえば都合のよい部分を多く切り取って紹介したものに過ぎません。

また、当然ですが対戦相手はCPUではなく人間です。

相手も自分と同じ条件で情報を収集して、考察を行います。構築記事が多くの人の目につけばそれだけ対策を練られてしまいます。

ですので私は構築記事を読む時は選出パターンや立ち回りに関する部分は完全には信用しないようにしています。

対戦において実際に手を動かすのは他の誰でもない自分自身です。

構築記事はあるスタートラインを示しただけのものであり、そこから先は新たに自分が全てを組み立てていかなければならないと考えています。

 

【自分の弱さを認める】

何百試合の対戦を重ねてもレートが伸びないという方や

対戦を始めたばかりだけど全く勝てず折れてしまいそうだという方からアドバイスを求められることが度々あります。

そういう方はどこかにこだわりを持っている事が多いです。

「自分が好きなポケモンを何がなんでも使い続けたい!」「準伝やUBは使いたくない!」「他の人の真似をしたくない!」などなど…。

私の経験上、そういった方でレートを伸ばすことが出来た方や対戦そのものを投げ出さずに続けられた方はごく僅かです。

自分の考えにこだわりを持つことは素晴らしい事だと思っていますが、最終的に挫折してしまったり、対戦に嫌悪感を持つようになることは最悪の事態です。

では、どうすれば最悪の事態を回避出来るのでしょうか?

私自身は、対戦を始めたばかりの頃は1500~1600帯を彷徨うのがやっとという有様でしたが、

それを抜け出した方法は単純でした。他の人の構築を丸パクリしただけです。

では、それでスイスイと勝てるようになったかと言えばNoです。

勝てませんでした。

他の方が確かな実績を残しているはずのものなのに、自分は勝てない。何故か。

理由は単純。素早さラインを把握していない。特性の効果や技の仕様を完全に把握していない。無意味な交換をする。明らかに相手の構築に通っていないポケモンを選出していたなどなど…。要するにヘタクソってことです。

しかし他の方が使っていて結果を出したものですので言い訳のしようがありません。

ここまで現実を突きつけられるとむしろ清々しい気分にさえなりました。

一つ一つ私は前述の問題点を潰していく中で勝てる楽しさを知っていき、次第に「あれ?このポケモンは別のに変えたほうがいいんじゃね?」といった自分自身の考えを取り入れることが出来るようになっていきました。

ここで自分が思ったことは「好きなポケモンや独自の構成で勝ちを目指すのは他のポケモンで経験を積んでからでも遅くない」という事でした。

前項と同じような事を述べることになりますが、

実際に対戦を行うのは他の誰でもない自分自身ですので、ポケモンを生かすも殺すも自分次第。そして結局は対戦を継続する意思を持てるかも自分次第だと思っています。

 

【マイナーと呼ばれるポケモンやテンプレ構成について】

ほぼ定期的と言っていいほど、Twitterで以下のようなツイートが話題となることがあります。

「今の環境はマイナーポケモンが活躍できない。上位は同じポケモンばかりだ。高レートはテンプレ構成ばかりで遊び心が欠けている」

本当にそうなのでしょうか?

私は何度も採用率が低いポケモンに一泡吹かされていますし、

レート2000付近の対戦でも「このポケモンはこんな動きが出来るのか!」と驚かされたことがあります。

しかし、マイナーポケモンを活躍させたり、意表をつける型を考案した人は初めから、何もないところからアイデアを閃いたのでしょうか?答えはNoだと思っています。

私が前期に起用していたチョッキペリッパーは、何度も実戦を繰り返す中で雨パに対して選出されやすいポケモンは何か?相手はどういう動きをしてくることが多いのか?といった考察を重ねて完成したものでした。(構築記事宣伝)

マイナーと呼ばれるポケモンを活躍させられる方もテンプレ構成に触れ、実戦を経て理解を深めるという過程を省略した方はほとんどいないのではないかと思います。

テンプレと呼ばれるポケモンは何が強いのか、そしてそれを出し抜く方法はどうすればよいのか、と自分の好きなポケモンを活躍させられる道を見つけ出してきた方がほとんどではないでしょうか?

型破りなものを作るには、まず基本の型を知らなければ型の破りようがありません。

そして何よりもテンプレ構成や高レートを目指す方に対する批判についてですが、自分自身は考察も実践も重ねずに他者の意見や成果を批難する方に私は賛同することは出来かねます。

 

【結局何が言いたいの?】

ポケモンは自分の意見にNoを突き付けられ続けるゲームです。

ですが、諦めず手を動かし続け自身を見つめ続ければ必ず誰でも強くなれるゲームでもあると思っています。

3DS本体代とソフト代だけで1年以上も遊ばせてくれるこのゲーム、もっと遊び倒さなきゃ損ですよ。