【USMシーズン11使用構築】選出誘導ペリラグ【最高1925】


【始めに】

シーズン11お疲れ様でした。

最高レートは1900台前半に到達した程度であり決して結果を出せた構築とは言えませんが、

自分自身の情報整理や備忘録として構築記事を作成させて頂きました。

ツッコミ所満載ですが、こんな考え方もあるんだなー、程度に思って頂ければ幸いです。

 

【使用構築】
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【構築の経緯やコンセプト】

今シーズンのスタート時は、特に新しい構築の案が思いつかなかったため、前期終盤に使用していたトリル雨を引き続いて使用していた。
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https://suiropoke.hatenablog.com/entry/2018/07/08/160806

「自身が経験を積めばこの構築はまだ上を目指せる」と考えており、シーズンが開幕してから比較的早期にレート1800に到達する事は出来たものの、結局調子を維持する事は出来ずレート1600を割ってしまう結果となってしまった。

構築の欠点として選出が難しいという事もあったが、特に感じていた事は「ラグラージの通りが以前と比べて悪くなった」という事である。

 

その原因はレート対戦をプレーするユーザー層の絞り込みが更に進んだ事や、また前期は夢咲楓氏が雨パを使用して高レートを記録していた事からS11において雨パの使用率が増加する事を見越して対策が練られた事等ではないか、と考えた。

 

しかし、物の見方を変えれば「ラグラージの通りが悪い」という事は

「相手はラグラージに対して有利なポケモンの選出を強いられている」と捉える事もでき、選出誘導力は未だに強いのではないかと判断した。

 

ラグラージの存在が選出を誘導していると感じたポケモンは以下の通りである。(実際はまだいるかも)
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「天候パのキモは裏選出」と古くから言われており、これらのポケモンに対して不利をとりにくいポケモンラグラージ以外の5体を固める事によってレートを伸ばせるのではないかと考えた。

「何を今更当たり前の事言ってんだコイツ?」という話ではあるが今回は自身の思考をかなり極端にし、

「これらのポケモンが1体でも相手の構築に見えたらラグラージを極力出さない事をまず考える」

と選出パターンとプレイングの基本方針を固めた。

※あくまで『極力』なので、どこかでラグラージが身代わりを貼れたら有利になれそう、他のポケモンでのサポートがあれば通せそうと判断した場合等は選出した。

当然だがラグラージを出さない事にこだわって自分から不利な状況を作るなど本末転倒である。

 

また、シーズン途中にカバリザミミガッサ
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を主体とした対面構築(で認識は合ってますか?)の使用を試していた際に、攻撃性能に優れたポケモンで手持ちを固め交換コマンドの使用回数を減らす事により、

交換際の急所被弾、技の追加効果を引く、釣り交換の失敗等の一気に状況が不利になる要素を減らせる点に魅力を感じた。

そのため、ラグラージ以外の5体は攻撃性能が高いポケモンのみで固める方針を決めた。

 

方針①…ラグラージの選出誘導力を生かし、基本的にはラグラージ以外の5体をメインに選出と立ち回りを決める。

方針②…5体のポケモンは攻撃性能が高いポケモンで固める。

以上2点の方針より、以下の6体の並びが完成した。
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【個別紹介】

ラグラージ@メガ
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性格:意地っ張り

特性:湿り気→すいすい

努力値:AS252 D4

技構成:地震、滝登り、冷凍パンチ、身代わり

相棒枠でさいつよエース…であるが今回の方針上、選出誘導役に徹してもらった。

ボーマンダカミツルギミミッキュと相性が良いサポート型にして雨偽装の構築にする事も考えたが、 やはり通る時はとことん通る事とテッカグヤヒートロトムバシャーモギルガルド等に対して身代わりを貼れた時にアドバンテージを稼ぐ力の高さは魅力的だったので普通のアタッカー型で使用した。

ラグラージを極力出さない」と自分の中で方針をハッキリと決めておく事で選出画面での負担が少なくなり、負けた際も割り切る事が出来ていたように思う。

ラグラージを選出していれば勝てたのに」と思った場面も少なく、今回の構築や自身の思考の方向性自体は決して間違ってはいないと感じた。

 

ペリッパー@気合の襷
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性格:冷静(S個体値0)

特性:雨降らし

努力値:HC252 B4

技構成:波乗り、暴風、叩き落とす、蜻蛉返り

雨始動役。 ラグラージが誘導するポケモンに対して有利を狙う、という構築の方針から暴風により草タイプに打点があり、最遅にする事でカバルドン相手にも天候を握り、蜻蛉返りで欠伸ループを切れるペリッパーを選択した。

後述のカプ・コケコのサポート役としての活躍の場面が非常に多かった。

地面タイプ無効、蜻蛉返りによる対面操作、トリックルームへの切り返し、叩き落とすにより後続をサポート出来る事から、ラグラージと同時選出をしなくても十二分にその性能を発揮してくれた。

水技は相手のカプ・コケコを落とせるハイドロポンプが一番良いのだが、命中率に泣かされたので波乗りにした。

波乗りでH252ブレードギルガルドを落とせる事は覚えていて損はないと思う。 

 

カミツルギ@悪Z
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性格:陽気

特性:ビーストブースト

努力値:AS252 H4

技構成:リーフブレード、聖なる剣、辻斬り、剣の舞

ラグラージが呼ぶ水タイプ、カバルドンナットレイカビゴンに強いポケモン

何故これまでこのポケモンを使ってこなかったのか、と後悔するくらい強かった。

ノーマルZでの採用率がS11においては高かったが最大の仮想敵であるリザードンがXの個体数を増やしており、Yも耐久にいくらか割いている事もあったりであまり生きていないと感じる場面が多く、メタグロスギルガルドへの打点になる悪Zを選択した。

 

ボーマンダ@メガ
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性格:腕白

特性:威嚇→スカイスキン

努力値:H244 A4 B156 D28 S76

技構成:捨て身タックル、地震、竜の舞、羽休め

2体目のメガ。草タイプや雑に広く物理ポケモンを見てくれるHBベースボーマンダ

詳細はこちら。(掲載許可を頂いています)

 http://kyon1101.hateblo.jp/entry/2017/07/30/121115

恐らくこの枠はリザードンXの方が攻撃範囲的に噛み合っており、実際に使用していた時も活躍してくれてはいたのだが

自身のプレイングスキルの低さ故に対ガルーラ構築や相手のステルスロック警戒等で選出も立ち回りも歪まされていると感じる事が多かったのでボーマンダに変更した。

本来ならば、この型のボーマンダは物理ポケモンをガッツリ起点とするために身代わり採用の1ウェポンでの使用になると思うが、

ラグラージの選出が控え目になる方針上、電気、鋼、岩タイプへの打点を確保出来るように地震を採用した。

地震を採用していた故に拾えた試合も多かったのでこの構築ではこれで良かったと思っている。

 

⑤カプ・コケコ@こだわり眼鏡
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性格:臆病

特性:エレキメーカー

努力値:CS252 B4

技構成:十万ボルト、ボルトチェンジマジカルシャイン、雷

電気技3ウェポンコケコ。構築の真のエースで運勝ち製造機。 選出画面ではこのポケモンが通せるかを真っ先に確認するようにしていた。

前期結果を出している雨パは電気枠を採用していないものも多かったが、個人的に対面操作要員がいないと不安な事とキノガッサゲッコウガの存在はやはり無視できないと考えたため採用した。

受け主体の構築に対し、ペリラグ、ツルギ、マンダの存在がグライオンの選出を抑制してくれるため雷を連打しているだけで非常に有利になれる。

電気半減への交換が見え見えな場面で躊躇なく雷を撃ってもお釣りがくる。

マジカルシャインの一貫性も高く、カバルドン等にも安易な後出しを許さない。

メガゲンガーとの同速で悉く負ける事を除けば完璧と言って良いくらい強かった。

 

ミミッキュミミッキュZ
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性格:意地っ張り

特性:化けの皮

努力値:H164 A140 B196 D4 S4

技構成:影撃ち、じゃれつく、電磁波、鬼火(呪い、毒々)

雑に広い範囲に対応出来るABミミッキュ

カミツルギと2Z選出をした時やミミッキュZを消費した後、威嚇を入れられてしまった後にも仕事をこなせるように状態異常技を採用した。

カプ・コケコ、カミツルギボーマンダは性質上、相手に先に積まれてしまう事を苦手とするため電磁波や鬼火は切り返しの手段として非常に噛み合っていた。

身代わり不採用のボーマンダが多かった事も追い風。ただし肝心な場面で外す。

 

【選出パターン】

特になし。このポケモンの一貫性を作る、と選出画面で決めて立ち回る。

カプ・コケコを通すルートを考える事が一番多かった。

 

【その他に採用出来そうなポケモン

今回紹介した以外にも採用したら活躍出来そうだと思ったポケモン

 

ギルガルド
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対テテフ性能やポリクチ、ラティクチ等に対抗する手段として毒守型が欲しくなる場面が多かった。

 

ジュナイパー
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キノガッサや対電気タイプ。

 

ラティアス
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対電気タイプ、対リザードン、広い範囲で特殊アタッカーを見てくれそう。

 

ジャローダ
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ゴツメ型にして対ガルミミガッサ。

 

ラグラージ
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サポート型にして雨偽装。チョッキを持たせて雑に広い範囲と殴り合う。

 

リザードンX
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一時期実際に使っていた。対電気タイプ、低速サイクルへの崩し。

何故かリザYだと予想されているような動きをよくされた。

 

【苦手なポケモンなど】

起点作りミミッキュ
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天候パの宿敵。起点作り型を想定すると素直に殴られて半壊する事もあったので完全に切っていいかもしれない。

 

カプ・テテフ
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今時スカーフテテフで殴るだけで半壊する構築があるらしい。 

 

フーディン
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ビーストブーストやすいすいをトレースされると目も当てられない。

 

エアームド
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好き放題仕事されます。 仕事が出来る、って喜びを私も味わってみたいです。(無能会社員)

 

アローラキュウコン
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どう足掻いても絶望。

 

トリトドン
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選出画面にいたら「ああ、終わった…」と声が漏れるレベル。 

 

霊獣ボルトロス
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どんな型であろうとこちらの被害は避けられない。

 

サンダー
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アタッカー型やHBDに振り分けた毒羽型ならラグラージが有利なのだが、HBにほぼ振り切ったゴツメ型だとコケコ以外に突破手段がない。

 

メガゲンガー
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コケコとの同速でこっちが9割方負けるバグを早く修正してください。

 

ラティクチ
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ミミッキュで状態異常を入れて何とかする。

 

カバマンダ
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人によって選出パターンもポケモンの型もバラバラなので安定しない。

 

バトン
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大体無理。 ミミッキュに呪いを採用しても木の実食べられて押し負ける。

 

 

【終わりに】

今期は比較的早期にレート1800に到達しながら、その後は停滞しシーズン終了の1日前にようやく1850に到達するという体たらくでした。

 

しかしながら、一応自分の中での最低限の目標であるレート1900には到達出来た事と、選出の感覚が見えてきてからの勝率はまずまず高かったとは思うので来期以降へ繋がるものは得られたと思っています。

 

今シーズン最も課題であると感じたことは自分自身のメンタルの弱さです。仕事やプライベートで上手くいかなかった時の苛立ちがモロにレートに反映されるといいますか…。

仕事の忙しさを言い訳に使っていた節もあります。

 

そんな中でも励ましの言葉をくださるTwitterのフォロワーの方やオフ会で直接お会いしてくださった方、キャスを観に来てくださった方には何度助けられたかわからない程であり、どれほど言葉を並べても言い表せないくらいに感謝しております。

本当にポケモンをプレーしていて、レート対戦をしていて良かったなぁと思っています。

 

至らない点ばかりではありますが、今後とも何卒よろしくお願い致します。

 

 

メインROM  TNスイロ

最高1925 最終1914
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サブROM TNいもりすずこ

最高1850 最終1799
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QR

 

 https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-C6BA-40DA